写真判読

空中写真による立体的な地形・災害の把握を可能にする、効率的かつ実用的な調査手法です。
自然災害や地形調査などの基礎的な業務において、「写真判読」は一定の精度で迅速に対象地域を把握できる非常に効率的な調査方法として活用されています。

弊社では、写真判読からGIS化まで一貫して対応しており、
空中写真・LPデータの両面から高精度かつ信頼性の高い成果を提供いたします。

弊社では多岐にわたる写真判読業務に対応

  • 地形分類判読
  • 災害判読(土砂災害・洪水・地震 等)
  • 路線斜め写真判読
  • 植生・林相判読
  • LP(レーザープロファイラー)高密度地形図による判読

▼ 空中写真判読

空中写真判読は、60%以上オーバーラップして撮影された隣同士の写真を並べ、立体的に観察する方法です。写真本来の情報(形状・色調・陰影)に加えて、高低差や勾配といった3次元情報を読み取ることが可能になります。

使用機材:簡易実体鏡(倍率 2〜3倍)、反射式実体鏡(倍率 1〜6倍)

これらの機材を使い、左写真を左目で、右写真を右目で見ることで、まるで箱庭のように立体的に観察できます。立体視しながら、境界線などを直接写真に記入したり、地形図へ転記したりして、目的に応じた成果品を作成します。
現在はこのアナログ判読に加え、判読結果のGIS化(例:ArcGIS)によって面積や延長などの定量データ作成も多く行われており、弊社では判読からGIS化(ArcGIS)までを一環して行っています。

写真判読使用機材

▼レーザープロファイラー(LP)を使った新しい判読

レーザープロファイラー(LP)は、航空機などから地上にレーザパルスを高密度に照射し、
反射して戻ってきた時間から数値標高データなどを取得するシステムです。

- 特長 -

  • 水平精度:約±30cm/鉛直精度:約±15cm
  • 樹木・建物をフィルタリングした高密度な地表面のDEM生成
  • 従来の地形図よりも忠実かつ高精度な微地形の表現が可能

取得されたデータから建物、樹木などをフィルタリングで取り除いたDEMによる高密度地形図(等高線図)等は、従来地形図より忠実、高精度に地表面の微地形を表現しています。
このLP高密度地形図等は、熟練した写真判読技術者が利用すれば、読図により空中写真の立体視と同様かそれ以上に立体的な解釈が可能であり、空中写真の立体判読に変わり、非常に有効な手段となってきました。
特に道路防災において、今まで困難であった詳細な危険箇所抽出が可能となっています。

弊社では、このLP高密度地形図の判読も行っております。このデータを利用すれば、直接GIS上で区分が可能であり、
レイヤーとしてオルソデータを重ねておけばLPデータで表現されない小さな表層崩壊なども判読できます。

地すべり地帯のLP高密度地形図例:滑落崖、移動土塊等が良く表現されている。
また移動土塊中を深く侵食するガリー谷やクラックがみられる。